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週1ノークラブデーの導入@大阪府教育庁

大阪府教育庁は18日、すべての府立高校と支援学校計182校で来年4月から、全校一斉の退庁日と、クラブ活動を休む「ノークラブデー」を週1回導入すると発表した。教員の長時間労働を軽減するのが狙い。平成26年度の調査では、就業時間以外に職場にいた時間が年800時間を超えた教員は808人で全体の5・9%。27年度のデータでは、教員が就業時間以外に学校にいた時間は月平均29・2時間だった。理由として、クラブ活動の指導を挙げる声が最も多いという。
計画では、各校がそれぞれ週1回の全校一斉退庁日を設定。午後7時までに全ての教職員、生徒が退勤・下校する。クラブ活動を休みにする日も週1回設ける。一斉退庁日とノークラブデーは同じ曜日でもよいとする。近く各校長に文書で通知。来年1月から試験的に実施し、4月から本格導入する。同日、記者会見した向井正博教育長は「働き方やクラブ活動について、あらためて議論してほしい」と述べた。

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先日の沖縄県の部活休養日は、子どもの学力を思ってという内容だったが、大阪府のノークラブデーは、大人の立場を思ってという内容になっている。同じ施策であっても、視点が違う事で受け取り方が違って来るので正直面白いと感じてしまった。このクラブ活動を、教育者の中では「ブラック部活動」という隠語があるようだ。部活の指導は、教員の本務ではなく、ボランタリー(=自由意志・任意)な活動である事で、その部活が存続しているというのが前提であるのにも関わらず、現実的にすべての教員が、部活指導にあたることが当然の職務のひとつとなっている。また、平日の夕方や朝の時間を“無給”で指導にあたり、土・日・祝日の全ても練習や大会参加のために出勤をすることも現状にある。こういった、教員の仕事をブラック企業の最先端とまで揶揄されている事から、部活顧問の一切を断ったり、部活数を減らし、複数の職員で1つの部活の顧問や監督を受け持つという交代制で職員間の時間のやりくりをする現状が出てきている。こういった現状の中でも、自ら進んで部活・クラブ活動の指導を行っている職員もいるのも現実にはある。好きで自主的に部活指導を行っているのと、半ば強制的に部活参加を強いられている状態では全然違う状況であると思うので、大阪教育長という立場ある人からのこういった意見の提言をすることはいろいろな意見が沢山出るきっかけや全国に対しての問いかけに繋がると思うので良い事だと思う。