原発避難児童に担任も「菌」と発言@新潟県新潟市

新潟市の小学4年の男子児童が、担任の40代男性教諭から名前に「菌」をつけて呼ばれ、1週間以上学校を休んでいることが、保護者や学校への取材でわかった。児童は5年前、東京電力福島第一原発事故福島県から家族と避難していた。

同級生からもそう呼ばれ、この担任に相談していたという。保護者によると、児童は11月22日、担任から昼休みに教室で連絡帳を渡された際、ほかの児童がいる前で、自分の名前に「菌」をつけて呼ばれた。この日は早朝、福島県で最大震度5弱の地震が発生。児童は福島県で働く父親と連絡が取れないまま登校した不安感も重なり、強くショックを受けた様子だったという。祝日をはさみ、24日から学校を休むようになった。児童は2011年の東日本大震災後、家族と新潟市自主避難した。保護者によると、理由は定かではないが、小学3年のころから仲間はずれにされたり、一部の同級生から名前に「菌」をつけて呼ばれたりするようになったという。4年に進級すると、同級生に文房具を捨てられたり、傘を壊されたりもしたというが、児童は保護者に「守ってくれる友達もいる。大丈夫だよ」と話していた。ところが、11月に横浜市自主避難した中学生が名前に「菌」をつけて呼ばれて不登校になった問題が報道されると、落ち込んだ様子になったという。保護者らは「自分も深刻ないじめを受けていると自覚したためでは」とみている。心配した保護者の勧めで児童は11月17日、担任に「自分も名前に『菌』をつけて呼ばれている」と相談した。にもかかわらず、5日後、担任がその呼び方で児童を呼んだとされる。保護者が問題視して学校に連絡。学校が担任に事情を聴くと、担任は当初、「相談を受けているわけだし、私は絶対にそういうことは言わない」と否定した。だが11月29日、別の教諭らがクラス全員に聞き取り調査をした結果、複数の児童が「自分もそう呼んでいた」「担任の先生もそう呼んだ」などと答えた。校長によると「担任は『認識不足だった。何とかして謝罪したい』と話している」といい、学校側は発言に問題があったと認めている。新潟市教育委員会も問題を把握。詳しい経緯や状況について調査している。市教委教職員課の吉田隆課長は「福島は帰りたくても帰れない状況で、お子さん、ご家族につらい思いをさせているのは残念。適切な対応をしていきたい」と話している。(記者:永田篤史、狩野浩平)
■今回の問題の経緯(保護者への取材から)
2011年3月11日 東日本大震災、その後、新潟市自主避難
  15年(小3)  仲間はずれや、「菌」との呼び方はじまる
  16年(小4)  嫌がらせが続く
    11月上旬  自主避難した横浜市の中学生のいじめ発覚。
     17日   児童が担任に相談
     22日   早朝、福島県で最大震度5弱の地震
             昼休み、担任に名前に「菌」をつけて呼ばれる
             放課後、保護者が学校に連絡
     24日   学校に行かなくなる
     29日   学校の調査で担任の発言確認

東京新聞によると

東京都内でも、福島県から自主避難している複数の母親が取材に応じ、子どもが同様のいじめ被害に遭ったことを明らかにした。一方、都教委は横浜市のいじめ問題を受け、被災した子どもの家庭への聞き取り調査などいじめ対策を徹底するよう、区市町村教委や都立高校に通知をした。

______________________________________

一部のニュース記事では、この担任が「菌」という発言を対象児童への愛称として呼んでいたとも書かれているので、意識の低すぎる教師と学校だと分かる。横浜の事件がどれほどの大きな事件なのかの認識が、この学校教師を始め学校長も教育委員会も問題意識が低かったと捉える事が出来る。何とかして謝罪したいと言うが、簡単に心の傷が消えると軽く考えないで欲しい。またこの児童も結果、学校拒否の状態になっている事に対しての謝罪と責任の取り方の双方の問題に対して誠心誠意の対応を行わなければならない。

原発避難者のいじめに限定する話ではなく、いじめにあった児童は、学校に言わなければ、学校は気が付かない状況でそれまでの間ずっと被害児童は傷付き続けなければならない。結果的に不登校になった場合の心の深刻さは、本人にしか分からない。状況によっては、誰にも言える状況ではない場合まで追い込まれてしまっている事もあるから、最悪の場合が起こってしまう。今回、担任教師が、相談を受けているにも関わらず、他児と一緒になって「菌」と呼び、この事実を正直に先に自ら申し出なかった事は、教師以前に一人の大人として恥ずかしい態度であり、言い逃れればいいやと軽い気持ちでしかなかったと保身しか考えない悪質さが伺える。この児童や保護者への教育現場に対しての信頼信用の回復は安易なものではない。たとえ、許しを得られたとしても、それは子どもが学校という大人に対し“大人の対応をしたことになる”。はじまりは、子ども対子どもの問題であったのに、最後には学級担任の大人までも加害者に回るとは、あまりにも卑劣的な状況でないのかと思う。横浜市原発避難者いじめで、文部科学省副大臣自ら出向くまでの大きな事件なった上、再発防止等の連絡を各都道府県教育委員会への通達があったはずなのに、この事態は、各自治体の通達文書の軽視やこういった問題への意識の低さが、子どもたちの環境を悪化させているのだと思う。

先日の学芸大附属校のいじめや原発避難者いじめと、本当に様々な場所で、子どもや教師など環境を選ばずに起こるいじめは、早急に全国的に対策を真摯に対応をしなければならないと思う。・・・いじめ・不登校(登校拒否)・長期欠席などの問題は、起こっていませんか?今一度、学校長は学校内の見直し確認をして、詳細の把握をして下さい。もしかしたら、学校長が動かないといけないのかも知れません。現場の教員は、宿題日記や学校生活表などのコメント欄の子ども達の言葉に敏感になって下さい。養護教諭は、保健室に来た子どもを軽く扱うのを止めて下さい。体調不良を訴えてきたら、保健室で落ち着くまで過ごさせて下さい。もしかしたら、嫌な事から逃げてきたのかも知れません、何かを話に来たかも知れません。教育委員会は、学校を通り越して保護者が相談に来た場合は、真摯に受け止め学校側に偏らずに動いて下さい。相談があった以上は、学校は何かの怠慢を行っている証拠です。意識の持ち方を間違うと最悪の場合も起きてしまいます。また、PTAという組織がある学校は、何らかの些細な問題や噂がある場合は、学校と話し合って下さい噂一つあるだけでも環境に影響するという意識をもって下さい。