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子ども40対教員34の小人数教育@福島県いわき市

東京電力福島第1原発事故で全町避難する福島県双葉町いわき市で再開した町立学校で、徐々に子どもの数が増えている。現在、小中学生と幼稚園児が計40人。目の行き届く少人数教育は「町の子を育てる」という目的に加え、避難先などの学校になじめない子どもたちを受け入れる役割も担い始めている。(いわき支局・古田耕一)

<40人が通う>
仮設校舎の体育館で11月、幼小中合同の文化祭「栴檀(せんだん)祭」が行われた。小中学生が「標葉(しねは)せんだん太鼓」を演奏。小学校の劇は「双葉村」の殿様が、じゃんがら念仏踊りや双葉高の甲子園出場、古墳時代の壁画など村の宝物を発見する筋書きで、町民歌も披露した。中学生の父親(54)は「家族のような雰囲気がこの学校の一番の特長」と目を細めた。双葉町の学校は再開時が幼小中合わせて11人で、2015年4月は17人、16年4月は35人と増加。途中転入も多く、今は園児8人、小学生20人、中学生12人が通う。半谷淳教育長は「少人数教育の良さが口コミで広がっている」と話す。子ども40人に対し、教職員は34人。運動会や校外学習も一緒に参加し、ふるさと学習にも取り組む。外国語指導助手(ALT)を小中に1人ずつ置くなど英語教育に力を入れる。中学校は15年度、日本英語検定協会から成績優秀団体として表彰された。「一人一人に応じた学習と、多くの教職員の目で見守る環境」(双葉北小の渡辺由起子校長)は、新たな特色をもたらしている。

<町外からも>
40人の中には、大きな学校で不登校傾向になった子どもや特別に支援が必要な子も少なくない。町外の子どもも、いわき市大熊町、富岡町の計13人が通い、全体の3分の1を占める。半谷教育長は「双葉町の子が全国でお世話になっている。町でも広く子どもを受け入れる」と説明。「マンツーマン指導で、課題を抱えていた子どもも自分の良さを発揮し始めた。さまざまな子が一緒に、生き生きと学んでいる」と話す。栴檀祭で上演された中学校の劇は、県外に避難し学校に行きたがらなかった生徒が、避難所で出会った人や級友と触れ合い、前向きになる姿を描いた。生徒らが体験を基に創作したという。双葉町は2年3カ月、役場が埼玉県加須市に避難し、学校再開が原発事故から3年後と遅れた。住民登録する幼小中の子どもは599人。いわき市に住む175人のうち、町立学校への通学は15%にとどまる。半谷教育長は「町民が全国に避難する中での学校再開は、予想しない状況も生んだ。だが、その状況を積極的に受け入れ、どんな新しい教育ができるかを考えている」と力を込める。横浜市福島県から自主避難した男子生徒がいじめを受けるなど、原発事故は子どもの心に大きな負担を強いている。双葉町は96%が帰還困難区域で、町内での学校再開は見通せない。双葉北小の渡辺校長は「町外の仮設校舎で学ぶことに伴う課題や、少人数だからできないこともある。教職員はその環境の中で、目の前の子どもに向き合い、最善の教育をするのが使命だ」と語る。

双葉町立学校]双葉中、双葉北小、双葉南小、ふたば幼稚園。原発事故で全域が避難区域に指定された福島県内7町村で最も遅い2014年4月、いわき市南部で再開し、当時は園児1人、小学生4人、中学生6人だった。同じ仮設校舎で小中が一緒に学び、敷地内に幼稚園がある。校庭はなく、屋外での運動は企業グラウンドを借りたり、神社の境内を使ったりする。避難先で再開した他町村の学校では、児童生徒数は減少傾向のところが多い。

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小人数制は、教育にとっては理想の状況であると思う。更には、町外の不登校や特別支援など様々な状態の子供までも受け入れるという、新しい教育環境を作りすすむという学校のやり方は、今の教育環境における中で非常に大事な姿勢だと思う。確かに、義務教育ではあるが、学区制という考えは今の時代には合わなくなって来てしまっているのではないだろうか?学校は、学区制という制度に甘んじるので、子どもの為のいじめ防止の対策や教育内容の充実に力を入れずに、学校長の名前を売る為の研究授業などの大人の為の学校になっている傾向がある学校があるなど、学校とは一体何を学ぶ場所であるのかという問題になっているような感じを受ける。同じ街の中であれば、口コミや学校説明会などで、保護者や児童が希望する学校に行けるシステムにすれば、人気・不人気の差が出てくるので、学校やPTAの努力が必須となって行くと思う。

なぜか近年、同じ街でも各学校間での授業の質の差や行事の内容の差が大きくなっているので、PTA連合会議内などで、同じ街なのにこんなに違うのか?という疑問の苦言を出されてしまっているので、教育委員会や校長会議という教育会議でこの差を取り上げ、平均的なバランスを取れる様な取り組みを行っていって欲しいと思う。各学校に任せるという教育委員会の方針は、子供や保護者への不満を増加させてしまう原因になっている事も理解をした方がいい。何の努力のない無力な学校長も一部では存在している事は誰でも知っている話である。良いところは共有し、悪いところは反面教師にしという学校環境の向上を各方面から行う事が必要ではないかと思う。