体験型防犯学習プログラム@愛知県警察

連れ去りなど子どもを狙った犯罪への対処方法を学んでもらおうと、愛知県警などは、小学校低学年を対象にした新たな体験型の学習プログラムづくりに乗り出す。

児童一人一人が万一の際の逃げ方などを学ぶ内容で、全国初となる県内全小学校でのカリキュラム化を目指す。プログラム案では、不審者の見分け方や声を掛けられた時の断り方、大声を出して助けを求める方法などの訓練をする。いったん捕まっても、防犯ブザーを鳴らしたり、手足をジタバタさせたりして、逃げられるまであきらめずに抵抗する心構えも教える。講師はボランティアを予定しており、既に県内各地の子ども会や女性会、大学生らを対象に研修会を実施。11月末に名古屋市内であった研修会では、子どもと不審者に扮(ふん)した劇団員が逃げ方などを寸劇で紹介。八百人の参加者が子どもへの指導方法を学んだ。県内全小学校でのカリキュラム化に向けた第一弾として、一部の自治体で来年以降、モデル校を指定したり、ボランティアを育成したりといった準備が進められる予定だ。2014年9月には神戸市で、一人で下校中の小学1年女児=当時(6歳)=が、近所の男に「絵のモデルになってほしい」などと誘われ、殺害される事件が発生。愛知県内でも、13歳未満の子どもに対する声掛けやつきまといなどの発生件数が、15年は七百三十二件と11年に比べ七割ほど増加した。ほとんどが子どもだけで行動しているときに発生しているという。愛知県警の担当者は「警察と自治体だけでは取り組みは十分に広まらない。ボランティアの力も結集して、地域安全の要となる活動にしていきたい」と話す。
◆プログラムの主な内容◆
【不審者を見分ける】サングラスやマスクをするだけでなく、話しかけてくる、見つめてくるといった動作を見て不審者かどうかを判断する訓練をする
【きっぱりと断る】不審者からさまざまな誘い文句で声をかけられたことを想定し「いやです」と大きな声で断る練習を繰り返す
【大声を出す】防犯ブザーの音量に負けない声で「助けてー!」と叫ぶ練習をする
【抵抗する】腕をつかまれるなど捕まりそうになった時に手足をジタバタさせたり、相手の足を蹴ったりして抵抗する方法を学ぶ
【走って逃げる】不審者が走って近づいてくることを想定し、児童に助けを呼びながら走って逃げる練習をさせる

_______________________________________

小冊子での注意喚起や、夏休みなどの長期休みの前に学校から注意指導を行っていたり、また実際に不審者が出たと情報が入ればメールや電話連絡網などで情報共有を行ってはいるものの、いつ自分が自分の子どもがという感覚の薄さは正直あると思う。

近年、学童や習い事などの夕方以降の子どもの環境が変化している中、犯罪者側も敢えて下見を行っていたりと計画性のある犯罪が増加している事もあるので、子ども自身が自分の身を守る知識を低学年時から学ぶ機会は重要だと思う。入学時に、防犯ブザーの携帯を促している学校や、PTAや自治体からの入学祝の1つとして送られている場所もあるが、子ども達にはそれが何の為にあるのか理解が低い場合が多い。また、地域住民も防犯ブザーの大きな音が鳴っていても、なかなか外にまで出て確認する事までやらない現状があるのは事実である。どうあれ、子どもを対象にした身勝手な犯罪を行う、犯罪を犯す者がいなくなるのが一番誰もが望む事であるが、永遠の課題であろう。こうした社会の中、警察というプロフェッショナルが作り出す、全国初のプログラムに興味のある人は沢山いると思うので、愛知県警察から全国にどんどん情報を発信して行って欲しいと思う。