読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

島全体が子どもを見守る温かさ@沖縄県多良間島

www.miyakomainichi.com

 多良間島は子育てに良い環境と言われている。地域の人たちが幼いころから名前と顔を覚え、道で出会う時も声を掛ける。運動会の時は大勢の人が「○○ちゃん頑張って」と応援する。地域の人たちに温かく見守られて育った1年1組の児童たちも明るくて元気が良い。自主性が育ち自分にできることは自から進んでやっている。家では牛の飼育や食事の後片付けなど、幼いながら親の手伝いもするという。多良間島の子供たちは中学校を卒業すると島外の高校に進学する。親たちはその日までには身の回りのことは何でも自分でできるようになってほしいとの思いで家庭教育をしているのだろう。

 多良間島は自然が豊かで多くの植物が分布し、多種類の動物も住む。豊かな自然は観察眼をも育てオクラの観察日記には、実物とそっくりに茎の曲がった苗を描き「葉っぱは2枚、ながさ10㌢」などと詳しく記録した。担任の宮川真理子先生は「みんなで励まし合いながらいっぱい遊んで勉強も頑張って、すてきな思い出をつくってほしい」と話した。

多良間小学校/沖縄県教育委員会

______________________________________________

都会では、住まいのマンション住民に対し子どもに挨拶をするなという問題提議があったりもする中で、島全体で子どもを見守ろうと温かい空気に支えられて生活している子ども達は、将来いきいきと人情味のある大人に成長していく一方で、将来、大人になった時に島に戻ってきてもらえるよう島全体でそのあとの事も考えて行かなければ、送り出すだけの一方通行ではなく、再び島に戻ってもらえるようにという面も考えなければならないと思う。iターンなどを考えて子どもの為に移住するのも、今の複雑な子どもの環境に悩む家庭には一つの判断材料にしてもいいのではと思う。どんな子どもでも健やかに育つという教育の根本的な理念があるはずが叶わなくなった時代、こういった島や村に目を向けてみるのも、もしかしたらいい転機に繋がるかも知れないとも感じる。今、姉妹都市という友好関係を持つ自治体があるが、この友好関係の中で教育を入れ込めば、不登校などに悩む子ども達に今の苦しく狭いところだけではなく新しい世界を伝えるきっかけにもなるのではないだろうか。様々な環境で暮らす子供たちのそれぞれの姿を日本全体で見まわして欲しいと思う。