特別支援教室の新たな在り方に効果@神奈川県横浜市立中川西中学校

www.sankei.com

http://www.sankei.com/region/news/170117/rgn1701170047-n1.html

>>>横浜の市立中、不登校児を学校で受け入れる「特別支援教室」で効果

フリースクールなど学校以外の場で学ぶ不登校の子供の支援などを目的とした教育機会確保法が、昨年12月7日の参院本会議で可決、成立した。今後、不登校の子供の教育機会の確保のため、国や自治体が必要な財政支援に努めることなどが盛り込まれているが、それに先駆け、横浜市内のある中学校では、新たな不登校児対策に乗り出し、成果を挙げつつある。
 不登校児を学校で受け入れる「特別支援教室」を昨年4月に新設したのは、横浜市都筑区の市立中川西中学校。市内最大規模の1044人が在籍するマンモス校の校舎の中で、特別支援教室があるのは、裏門の出入り口からすぐそばにある旧英語少人数教室の1室だ。


>>>◆登校したいけど…
 これにより、例えばいじめを受けていた生徒が同級生に会わずに教室まで行くことができる配慮がなされている。教室内には、PTAらの協力で壁を明るい白で塗り、イケア製のおしゃれな家具などが自由にレイアウトされているほか、パーテーションもあって、人目に触れずに学習する生徒もいる。正規職員の教諭2人に加え、週3回指導する非常勤講師も専任でおり、生徒自身に合った勉強内容や進め方、少人数で学習できる仕組みがとられている。
 例えば、小学校高学年時に引きこもりとなり、家でゲームばかりしていたために、昼夜逆転の生活スタイルをとる生徒の場合は、昼前に登校し、学習や、同教室の生徒らとの近隣公園でのバレーボールなどの活動をして夕方帰宅する、といった光景もみられる。通常の教室への登校が難しく、勉強も遅れていたある生徒は、「こうした場所があって、とてもうれしい。早く英語のスペルを覚えたい」と意欲をみせていた。同教室は、「学校には行きたいけれど、皆がいる教室には行きたくない」「勉強はしたいが大勢の人と顔を合わせたくない」「授業についていけない」といった悩みを抱える生徒を広く受け入れている。現在は、常時利用者が9人、場合によって学習支援で教室を利用する生徒が25人いる。

>>>◆“生み”の苦労も
 不登校児は横浜市立中学校全体で2338人(平成27年度)いる。ただ、同教室の制度を27年4月の校長就任から約1年間かけて整えた同校の平川理恵校長によると、「1~3年生までで27クラスあり、27年度末に30人近くいた不登校児は現在7人にまで減少した」とし、新たな仕組みの効果の芽が出ていると説明する。
 もっとも、平川校長は大きな苦労もした。この教室を作る際、教員の人員増はできなかったためだ。実際、専任教諭を確保するためにとったのは、全教諭の授業コマ数をそれぞれ1~2コマ増やして手当てするという手法だ。
 当初は難色を示す教諭もいたが、不登校児が減少することで、従来、不登校児の対応に追われていた担任の負担が減ることもあり、「今では、全教諭が支援教室への理解を深め、むしろ、質を高めようという流れにある」という。平川校長は、「各学校にさまざまな課題はあると思うが、今の時代に『特別支援』が必要だと実感できるかにかかっている」とし、他校にも同様の取り組みが広がることに期待を寄せている。
                    ◇
【用語解説】特別支援教室
集団では学習に参加することが難しい児童・生徒が、一時的に一般学級を離れて、落ち着ける環境の中で学習するためのスペース。横浜市教育委員会では、平成19年度に市内各学校に特別支援教室の設置を通達し、21年度には全校に設置されているが、取り組み方、内容などは学校に任されている。多くの学校は、集団での授業が苦手で、一時的に別の部屋で学習できるスペースを特別支援教室として設けるなどの例が多いが、不登校児の登校支援を主とし、フリースクールのような先進的な取り組みまで実施している中川西中学校のような事例は珍しいという。

ホーム - 中川西中学校

横浜市教育委員会 トップページ

______________________________________

 

 この学校の取り組みの成果を上げれた要因は、学校長が率先したからではないかと思う。もしこれが、一教員が始めようとしたのであれば、短期間で成果をあげる事は出来なかったのではないかと思う。立場上、職員の管理も出来る学校長であるというのが、最大の鍵を握れたのではないかと思う。本気で、子どもの為を思って動いたからこそ、PTAや現場職員へにその心が伝わり協力を得られ、教室作りなどを始め環境づくりが出来たのではないかと思う。こういった取り組みは、神奈川県の中でも推奨するべき動きであるので県内の学校にも働きかけて行って欲しいと思う。また、全国的にもこの学校の取り組みは、参考に出来る事であるので、不登校児への教育環境を打破したいと考えている人には、この学校長への問い合わせなどを行ってもいいのではないかと思う。多多種多様な子どもの姿の変化に対し、どう取り組まなければいけないかを真剣に考えて行かなければ、教育が時代に合わなくなってしまう事もそろそろ危惧して行かなければならない。また、その事により、今まで以上の教員の増加をも目指していかないと、個々に対応が出来ずに、結果的に子ども達にしわ寄せが行ってしまうのは誰もが望んでいないのは明確である。子どもがのびのびと生きられる社会は、国の発展にもつながる大事な存在であることを無視してはいけないのではないだろうか。